水素社会と環境保護団体
石炭は諸悪の根源のように非難する。
化石燃料も否定する。
再生エネルギーだけでは成り立たないことは知らないふり。
環境保護団体、活動家、NGOは社会の現実には目を向けず、この世の終わりのように風潮する。科学的な視点にも目を向けない。
それでも、再生可能エネルギーにむらがあること、電気は貯めることが現代科学では不可能であることくらいは知っているだろう。
だとすると、水素は有効に思えるはずである。何故なら、再生可能エネルギーでつくった電気を水素に変えて貯めることができるからだ。水素社会が実現すれば、再生可能エネルギーが一段と普及し、地球温暖化を防げるはずと言っても良さそうである。
しかし、彼らの口から水素という言葉を聞いた人はいるだろうか。少なくとも私は聞いたことがない。何故か。
ところで、水素社会が実現すれば、世の中はどうなるだうか。
水素はどこでも生み出せる。後は使い方次第である。そうなると、技術がものをいう。
エネルギーにおける支配者は今も、資源を持つ国、企業である。それが近い将来、水素にとってかえられるかもしれない。
彼らはそれを危惧していると私は考えている。そして、環境保護団体、活動家、NGOが水素に言及しないのは、エネルギーの巨大な利権が彼らの後ろ盾だからだと考えている。